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「ジェネラル・ルージュの凱旋」(ドラマ) [テレビ・映画]

前回、「新参者」のドラマ版について書きましたので、今回はそれに続いて「ジェネラル・ルージュの凱旋」のドラマ版について書いていきます。

【関連記事:「新参者」(ドラマ) 2010.04.18】
【関連記事:「ジェネラル・ルージュの凱旋」 【海堂尊】 2010.03.23】

ドラマ版は、「チームバチスタ2」と銘打ってあることからして、どうなのでしょう。
筋書き自体は、舞台は同じ東城大学だが、「チームバチスタの栄光」とは関係の無い話なので、「田口・白鳥シリーズ2」とうたった方がしっくりくる。
視聴率を少しでも上げようとして、前作にあやかりたいのはわかるのだが、ちょっとミエミエではないかなぁ~。

ドラマの感想です。
作品については、本とドラマは別物と考えたほうがいいでしょう。
ドラマの出来が悪いのではなく、ストーリーが違いすぎるので、「ジェネラル・ルージュの凱旋」として批評するのは難しい。
医療ドラマとしては、面白い部類だと思います。
ドラマは、毎回原因不明の患者が救急に運ばれてきて、田口・白鳥・速水の3者がそれぞれのアプローチで、その患者の病気を探るという、一話完結パターンで進みます。
これはこれで、面白いと思う。
一話完結で進みつつ、大きな話(速水先生と医療業者との関係)も全話を通じて進めていくのだろう。
上手く進めば、結構期待できる話になりそうです。

ただし、原作にこだわる人には、不向きかも知れませんね。
ドラマのホームページを見ると、原作では重要なキャストである沼田先生がクレジットされていない。
沼田先生が出ないのであれば、前半の核である、倫理委員会VSジェネラルは無いわけで、ストーリーは全く別物になるであろう。
ボクは、ドラマはドラマで楽しもうと思っています。
でも、如月翔子や姫宮がクレジットされていないのは寂しいな。

まあ、そのかわり、和泉先生(加藤あい)がかわいいから許そうかな。(笑)

ただし、ひとつ、ドラマ版で不満があります。
それは、速水先生の性格が悪すぎです。
原作のイメージだと「嫌な奴だけど憧れる」だけど、ドラマだと単なる「嫌な奴」じゃないかな。
第1話のエピソードで、病気を見つけるために、心停止の危険を知りながらも胃カメラを行うなんてのは、原作の速水先生からは想像できない。
原作の速水先生は「患者を救うためには、悪いことだってする」というスタイルであるが、決して「病気を見つけるためには、悪いことだってする」わけじゃないんです。



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瀬木あおい

ジェネラルは、堺雅人さんのイメージが強すぎて
誰がやってもイマイチ納得出来ません(笑)。
by 瀬木あおい (2010-04-22 20:29) 

yan

瀬木あおいさん、nice、コメントありがとうございます。
堺雅人さんでしたら、ルージュの由来も、説得力ありますねえ。
by yan (2010-04-22 20:47) 

yan

モモッパラ2号さん、niceありがとうございました。
by yan (2010-04-25 18:07) 

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