SSブログ

「チーム・バチスタの栄光」などなど 【海堂尊】 [本]

ここ数日で「ジェネラル・ルージュの凱旋」を読みました。
今回は、その話をします。
今後、ネタバレも含みますので、未読の人は気をつけてください。

僕にとって、海堂尊作品を読むのは、4作品目になります。
まず最初に海堂作品を読んだのが、「チーム・バチスタの栄光」です。
彼のデビュー作になります。
バチスタ01.JPG
内容を簡単に説明しますと、患者の死が、医療ミスなのか、殺人なのかという題材の話です。
医療現場をリアルに描かれていて、かなり面白かったです。
また、この小説は、事件を調査するはめになった医師田口公平と、厚生労働省の型破りにお役人白鳥圭輔という、際立ったキャラクターが登場し、彼らを軸に物語が進みます。
後に、田口・白鳥シリーズと呼ばれるようになる、第1作です。

この作品が面白かったので、僕は次の作品を読みました。
「ナイチンゲールの沈黙」です。
ナイチン01.JPG
僕は、正直言って、この作品はいまひとつでした。
事件解明の手法が、すっきりしません。
ミステリーというよりは、看護師と患者の間に芽生える情感を描いたファンタジーの趣きです。
この作品にも田口・白鳥コンビは出てきます。

僕にとって、海堂作品があうかあわないか、判断がつかず、もう1作品読んでみることにしました。
「螺鈿迷宮」です。
螺鈿迷宮01.JPG
話自体は面白かったのですが、田口や白鳥は脇役に過ぎません。
なんか、もう少し活躍させて欲しいなという、気持ちが湧いてきて、読んでいて欲求不満気味になります。
この話の田口・白鳥の扱いは、例えるなら、Zガンダムのアムロの立ち位置だ。
相変わらずわかりにくい例えですんません。
この作品には、今までの作品では、会話の中でしか登場していなかった、白鳥の部下「姫宮」が登場します。
姫宮はドジな女性として描かれていて、そのおかげもあってか、この作品は内容の割りにやわらかい印象を受けます。

ここまで3作品を読んで、ちょっと食傷気味になったので、海堂作品を読むのを少し休んでました。
別に、つまらないからというわけではなく、ごちそうも毎日食べると飽きるみたいな感じです。

まっ、その間、東野圭吾の加賀恭一郎シリーズを読んだりしてたんです。
関連記事:新参者 2010.01.16
関連記事:卒業 加賀恭一郎シリーズ 2010.02.17

で、たまたま、最近、映画版「ジェネラル・ルージュの凱旋」をテレビで見たんです。
映画版面白かったです。
また、海堂作品を読みたくなりました。

で、今日の本題です。
と思ったのですが、あ~、前振りが長くなったので、今回はここまでにします。
みなさん長文は疲れるでしょう。
えっ、競馬の話題でもないのに、2回に話をわけるんですか。
競馬のブログなのに、他の話題で2回にわたる長文です。
ツッコミが入るのを覚悟で、「ジェネラル・ルージュの凱旋」の話は次回に続きます。

チーム・バチスタの栄光

チーム・バチスタの栄光

  • 作者: 海堂 尊
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2006/01
  • メディア: 単行本



ナイチンゲールの沈黙

ナイチンゲールの沈黙

  • 作者: 海堂 尊
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2006/10/06
  • メディア: 単行本



螺鈿迷宮

螺鈿迷宮

  • 作者: 海堂 尊
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2006/11/30
  • メディア: 単行本





タグ:海堂尊
nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:競馬

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0