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名門メジロ牧場解散 [雑記]
有限会社メジロ牧場が、５月下旬までに解散するというニュースを見ました。
理由は、成績不振と、競走馬の賞金で牧場を運営していくことに限界を感じたためだそうです。
天皇賞三代制覇など、日本の競馬を牽引してきたメジロの解散は、さびしい限りです。
今度の日曜日は天皇賞（春）という週に、このニュースは何かの因縁でしょうか。
ボクが、初めて馬券を買ったのは、天皇賞（春）のメジロマックイーンの単勝でした。
以前ボクがブログに掲載した、メジロマックイーンについての記事を、編集して再掲します。
僕が、初めて競馬をしたのは、1992年の天皇賞（春）です。
その頃僕は、宝くじ（グリーンジャンボだかサマージャンボだか忘れました）を買おうとしていたのですが、職場の同僚から、宝くじより競馬のほうがおもしろいよ、と勧められました。
とは言っても、競馬なんて全く知らないど素人。
何を買っていいやらわかりません。
そこで、その同僚からスポーツ新聞を見せてもらうと、「地の果てまで行ってもこの２頭。」というようなことが書いてありました。
この２頭とは、メジロマックイーンとトウカイテイオーのことでした。
同僚の説明では、このどちらかの単勝を買えば、間違いないと言ってました。
ここで、この時の２頭の背景を説明します。
メジロマックイーン
前年の天皇賞（春）の覇者。
また、メジロ前総帥の悲願である、親子三代の天皇賞制覇をなしとげた馬です。
祖父メジロアサマ、父メジロティターンとも受精率が低く、子孫を残すことですら危うい状況での三代制覇は、競馬ファンの間でよく語られるエピソードのひとつです。
そして、騎手は関西の若き天才、武豊。
デビュー６年目を迎え、天才の名に恥じぬ活躍をしていました。
武豊は、前年までに天皇賞（春）を三連覇しており、「平成の盾男」という異名もありました。
トウカイテイオー
父シンボリルドルフは、無敗でクラシック三冠を制し、JRA史上最多のG1７勝した馬です。
日本競馬史上最強馬に推す人も多く、僕もその一人です。
その子トウカイテイオーは、シンボリルドルフの初年度産駒で、無敗で皐月賞、ダービーを勝ちましたが、残る一冠菊花賞は故障のため回避したため、父に続く三冠馬とはなりませんでした。
故障後の復帰初戦の大阪杯をなんなく勝ち、デビュー以来無敗の７連勝で、この天皇賞（春）に挑戦してきました。
騎手は岡部幸雄。
関東のトップジョッキーで、年齢的にはベテランになろうとしているころでした。
父シンボリルドルフの主戦騎手も岡部幸雄でした。
このように、歩んできた過程は違いますが、２頭ともに日本を代表する血筋の馬です。
また、騎手も新旧、東西を代表する人が乗るということで、レース前から大変な盛り上がりでした。
当然のことながら、ど素人の僕は、今説明したような馬たちの背景など知るよしもなく、ただどちらかを選ぶということだけしか考えていませんでした。
そこで、僕が選んだ馬はメジロマックイーンでした。
理由は、映画俳優のスティーブ・マックイーンのファンでしたので、単純に同じ名前を持つ、メジロマックイーンを選んだのです。
メジロマックイーンの単勝に、宝くじ資金の３０００円を賭けることにしました。
そして、レース当日になりました。
僕は、ドキドキのテレビ観戦。
メジロマックイーンとトウカイテイオーは、お互いをマークするような形でレースは進みました。
そして、４コーナー手前では、両者とも先頭に並ぶような勢いで回ってきました。
最後の直線です。
メジロマックイーンは、先頭に立ち、さらに後続を突き放すような走りで前に進みます。
一方トウカイテイオーは、最後に伸びを欠き、馬群に飲み込まれます。
そして、メジロマックイーンが１着でゴール。
トウカイテイオーは失速し５着でした。
僕は、メジロマックイーンが勝った喜びと、そして前評判どおり２頭では決まらないものだなという想いを抱きました。
配当は単勝２．２倍。
ビギナーズラックでした。
３０００円が６６００円になったわけで、「こんなおいしい話はないな。」と思いました。
このビギナーズラックが、僕の競馬を始めるキッカケとなったわけですが、この後、競馬を重ねるうちに「こんなおいしい話。」は幻想だったと気付くのでした。（涙）
【以前の記事】←原文を読まれたい人はクリックしてください。
メジロの名が消えていくのは、さびしいですね。
マイル全盛時代に、天皇賞（春）のような長距離レースはこだわるメジロは、日本競馬の誇りでした。
落語のオチではないですが、やはり「競馬はメジロに限る」です。
理由は、成績不振と、競走馬の賞金で牧場を運営していくことに限界を感じたためだそうです。
天皇賞三代制覇など、日本の競馬を牽引してきたメジロの解散は、さびしい限りです。
今度の日曜日は天皇賞（春）という週に、このニュースは何かの因縁でしょうか。
ボクが、初めて馬券を買ったのは、天皇賞（春）のメジロマックイーンの単勝でした。
以前ボクがブログに掲載した、メジロマックイーンについての記事を、編集して再掲します。
僕が、初めて競馬をしたのは、1992年の天皇賞（春）です。
その頃僕は、宝くじ（グリーンジャンボだかサマージャンボだか忘れました）を買おうとしていたのですが、職場の同僚から、宝くじより競馬のほうがおもしろいよ、と勧められました。
とは言っても、競馬なんて全く知らないど素人。
何を買っていいやらわかりません。
そこで、その同僚からスポーツ新聞を見せてもらうと、「地の果てまで行ってもこの２頭。」というようなことが書いてありました。
この２頭とは、メジロマックイーンとトウカイテイオーのことでした。
同僚の説明では、このどちらかの単勝を買えば、間違いないと言ってました。
ここで、この時の２頭の背景を説明します。
メジロマックイーン
前年の天皇賞（春）の覇者。
また、メジロ前総帥の悲願である、親子三代の天皇賞制覇をなしとげた馬です。
祖父メジロアサマ、父メジロティターンとも受精率が低く、子孫を残すことですら危うい状況での三代制覇は、競馬ファンの間でよく語られるエピソードのひとつです。
そして、騎手は関西の若き天才、武豊。
デビュー６年目を迎え、天才の名に恥じぬ活躍をしていました。
武豊は、前年までに天皇賞（春）を三連覇しており、「平成の盾男」という異名もありました。
トウカイテイオー
父シンボリルドルフは、無敗でクラシック三冠を制し、JRA史上最多のG1７勝した馬です。
日本競馬史上最強馬に推す人も多く、僕もその一人です。
その子トウカイテイオーは、シンボリルドルフの初年度産駒で、無敗で皐月賞、ダービーを勝ちましたが、残る一冠菊花賞は故障のため回避したため、父に続く三冠馬とはなりませんでした。
故障後の復帰初戦の大阪杯をなんなく勝ち、デビュー以来無敗の７連勝で、この天皇賞（春）に挑戦してきました。
騎手は岡部幸雄。
関東のトップジョッキーで、年齢的にはベテランになろうとしているころでした。
父シンボリルドルフの主戦騎手も岡部幸雄でした。
このように、歩んできた過程は違いますが、２頭ともに日本を代表する血筋の馬です。
また、騎手も新旧、東西を代表する人が乗るということで、レース前から大変な盛り上がりでした。
当然のことながら、ど素人の僕は、今説明したような馬たちの背景など知るよしもなく、ただどちらかを選ぶということだけしか考えていませんでした。
そこで、僕が選んだ馬はメジロマックイーンでした。
理由は、映画俳優のスティーブ・マックイーンのファンでしたので、単純に同じ名前を持つ、メジロマックイーンを選んだのです。
メジロマックイーンの単勝に、宝くじ資金の３０００円を賭けることにしました。
そして、レース当日になりました。
僕は、ドキドキのテレビ観戦。
メジロマックイーンとトウカイテイオーは、お互いをマークするような形でレースは進みました。
そして、４コーナー手前では、両者とも先頭に並ぶような勢いで回ってきました。
最後の直線です。
メジロマックイーンは、先頭に立ち、さらに後続を突き放すような走りで前に進みます。
一方トウカイテイオーは、最後に伸びを欠き、馬群に飲み込まれます。
そして、メジロマックイーンが１着でゴール。
トウカイテイオーは失速し５着でした。
僕は、メジロマックイーンが勝った喜びと、そして前評判どおり２頭では決まらないものだなという想いを抱きました。
配当は単勝２．２倍。
ビギナーズラックでした。
３０００円が６６００円になったわけで、「こんなおいしい話はないな。」と思いました。
このビギナーズラックが、僕の競馬を始めるキッカケとなったわけですが、この後、競馬を重ねるうちに「こんなおいしい話。」は幻想だったと気付くのでした。（涙）
【以前の記事】←原文を読まれたい人はクリックしてください。
メジロの名が消えていくのは、さびしいですね。
マイル全盛時代に、天皇賞（春）のような長距離レースはこだわるメジロは、日本競馬の誇りでした。
落語のオチではないですが、やはり「競馬はメジロに限る」です。
リンク
ｙａｎさんこんばんわです！
ごぶさたでした。
やはりやめたかと思ってましたね・・・きっと・・・ｶﾞｸっ
もうその天皇賞から19年・・・・。懐かしいですね。
今年はどうなることやら・・・・。
今後もよろしくです！
by ＧＯＲＥＮ (2011-04-29 00:19)
GORENさん、ありがとうございます。
ブログやめたかと思っていましたよ。
震災の影響も心配していました。
by yan (2011-04-29 17:45)