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ディープインパクトは1番人気を狙え [考察]

G1シーズンも大詰めです。
2歳G1が始まります。
ここで頭を悩ませるのが、今年デビューの新種牡馬たちです。

中でも、強烈なのが、ディープインパクトです。
今日現在、32頭が勝ち上がっています。
当然、2歳G1にも出走してきます。

ディープインパクト産駒の取捨はどうすればいいのか。
今日現在のデータで出た結論。
「1番人気以外は消し。」

えっ、本当なの。

1番人気 出走62 勝数28 勝率45%
2番人気 出走26 勝数 3 勝率12%
3番人気 出走11 勝数 1 勝率 9%

1番人気の勝率45%は異常に高率です。
特に新馬戦の1番人気に限ると
出走32 勝数17 勝率53%

まずは、「新馬戦の1番人気は買い」ということがわかります。

しかし、1つ弱点を見つけてしまいました。
ディープインパクト産駒の勝ち上がり頭数は32頭なんですが、勝数は35勝なんです。
35-32=3

つまり、500万条件以上の勝利は今のところ3勝しかありません。
その3勝を、さらに調べますと、すべて1番人気でのものです。
ということは、1番人気以外は買ってはいけないという、推測が成り立ちます。

500万条件以上のレースで、1番人気に支持されなかった馬を調べてみますと、
なんと
28戦して0勝でした。

今日の結論:「ディープインパクト産駒は、500万条件以上のレースでの、1番人気以外は消し。」



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ゼンノロブロイの狙い [考察]

10月10日(日)の東京3Rの新馬戦は2番人気のゼンノロブロイ産駒ビービーバカラが勝利しました。
馬場は芝の重馬場でした。
ゼンノロブロイ産駒と言えば、初年度産駒がオークスに6頭も出走したのも記憶に新しく、種牡馬として快進撃を続けています。
10101003.jpg

今回は、ゼンノロブロイについて、調べてみました。

最初に、ゼンノロブロイの血統です。
父:サンデーサイレンス
母父:マイニング(ミスプロ系)

この母父ミスプロ系というのがポイントです。
ミスプロ系なんて、そんなに珍しいわけではありません。
しかし、サンデー系種牡馬の母父ミスプロ系を探すと、案外居ません。

昨年の、種牡馬ベスト100に、サンデーの直仔は23頭居ます。
その中で、母父ミスプロ系はゼンノロブロイを含め2頭しか居ません。
ミスプロ系はメジャーだけど、サンデー×ミスプロは少ないんです。

そこで、ゼンノロブロイにはミスプロ系の特徴が出るんじゃないか、と想定してみます。
ミスプロ系の特徴のひとつに、芝もダートも重馬場が得意、というのがあります。
ゼンノロブロイ産駒の重馬場はどうなのか、そういう観点からみてみます。

今回調査したのは、ゼンノロブロイ産駒の芝の勝利数と重馬場の割合です。
今までゼンノロブロイ産駒は、芝で44勝しています。
このうち重馬場(稍重、重、不良)での勝利数は10勝です。
勝利数の23%を占めています。

でも23%と言われても、ピンと来ませんよね。

昨年の上位種牡馬の芝重の占有率を調べてみました。
マンハッタンカフェ 17%
アグネスタキオン 17%
ダンスインザダーク 14%

昨年重馬場のダービーを制したネオユニヴァース 19%

「雨のキングマンボ」の直仔キングカメハメハ 22%

これらをみるかぎり、ゼンノロブロイの数字は重馬場に偏重しているとわかります。

では、芝の重馬場のときに、穴狙いをすればいいのか。
実はそうでもありません。
ゼンノロブロイ産駒の芝44勝の人気内訳です。
1人気 16勝
2人気 15勝
3人気  4勝
4人気  3勝
5人気  3勝
6人気以降 3勝
このデータを見てもわかるとおり、ゼンノロブロイ産駒の勝利は、ほとんど人気サイドでの勝利であり、無理な穴狙いは、禁物です。
人気馬の取捨選択のとき、重馬場だから嫌うのではなく、重馬場でも買うという認識がいいでしょうね。



今日の結論:ゼンノロブロイの芝の人気馬は、重馬場でも買い。



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スプリンターズSの外国馬はどうなの [考察]

スプリンターズSに出走する外国馬を、血統的にはどうなのよ。

グリーンバーディー(キャットバード)

キャットバードは、馴染みがありませんね。
キャットバードの父はデインヒル。
デインヒルと言えば、日本でも産駒が活躍しましたね。
日本での代表産駒はファインモーション。
秋華賞とエリザベス女王杯に勝ちました。
あとは。。。
重賞クラスが数頭いましたが、G1となるとファインモーションしか思いあたりません。
しかしデインヒルの子どもは、外国では活躍していて、何頭も種牡馬になっています。
ロックオブジブラルタルとかデザートキングとかです。
でも、その産駒も日本では、あまり活躍してないですね。
デインヒル系は、日本ではそこそこ活躍してますので、このグリーンバーディーもダメではないでしょう。
でも、本命にするのは、ちょっと控えたいです。



ウルトラファンタジー(エンコスタデラゴ)

エンコスタデラゴって何語なんだ、というくらに馴染みがないですね。
エンコスタデラゴの父はフェアリーキング。
フェアリーキング産駒で日本で馴染みはJCで勝った、ファルブラヴです。
後は、シンコウキングぐらいかな。
フェアリーキングの系統も、日本でそこそこのイメージです。
強く買いとまでは言えない。
もしこの馬を買うのなら、同枠に同系のファルブラヴ産駒ワンカラットと一緒に買うのを、薦めます。



外国馬2頭とも、遡ればノーザンダンサー系です。
ノーザンダンサー系は、日本でも適性を示していますので、軽視はできません。
でも、重視するほどでもない、という結論にします。




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グラスワンダーは重馬場が得意か [考察]

9月25日(土)の中山メインのセプテンバーSは7番人気ヤマカツマリリン(グラスワンダー)が勝利しました。
馬場は重馬場でした。
ボクの予想コメントには「目立たないが、グラスワンダーは芝1200も重馬場も得意。」と書きました。
【関連記事:9月25日 注目馬 中山 2010.09.25】
グラス01.jpg
今回は、グラスワンダーは芝の重馬場が得意か、検証したいと思います。

種牡馬辞典には、グラスワンダーが重馬場得意とは、なかなか書いてありません。
それは何故か。
データを調べてみます。

グラスワンダー産駒の芝の良馬場と重馬場の連対率の比較です。
ちなみに重馬場とは、稍重・重・不良の合計です。
良馬場 14%  重馬場 14%
重馬場得意じゃないですね。

だから、種牡馬辞典には、重馬場得意と書いてないんです。

ここで、終わっちゃだめです。
では、重馬場を稍重・重・不良と分けて集計します。
ここが肝心なんです。

良 14%  稍重 13%  重 21%  不良 13%

重馬場だけ突出して、良いんです。

この21%が、どのくらい良績なのかと言うと

昨年の上位種牡馬の芝重成績と較べてみればわかります。
アグネスタキオン 18%
マンハッタンカフェ 15%

ただし、グラスワンダー産駒は、重がいいとわかっても、なかなか狙いうちは難しいですね。
みなさんも経験があると思いますが、重馬場だと思っていたら、知らん間に稍重に変わるなんてことよくありますもんね。
グラスワンダー産駒を狙うときは、レース前まで、芝の状態はしっかりチェックしたいですね。


今日の結論:グラスワンダーは真の重馬場巧者。



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ファルブラヴ 傾向と対策 補習 [考察]

前回「ファルブラヴ 傾向と対策」を書いたのですが、それを調べるためにいろいろデータを見ていて、もうひとつ気付いた点がありましたので、今回はそのことについて書きます。

ファルブラヴ産駒の、芝の新馬戦の牝馬の成績がすごいんです。

芝の新馬戦の成績
牡馬  勝利数 2 出走数 40 勝率  5.0%
牝馬  勝利数 9 出走数 37 勝率 24.3%

この牝馬の勝率の24.3%という数字は、アグネスタキオン産駒の芝新馬戦の勝率(19.3%)より高いんです。
ファルブラヴ産駒の芝新馬戦の牝馬は要注意です。



今日の結論:芝の新馬戦は、牡は消して、牝は押さえる。



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ファルブラヴ 傾向と対策 [考察]

8月28日(土)の小倉メインの博多S(芝2000m)において、ファルブラヴ産駒のグローリーシーズが1番人気になりましたが、6着に敗れました。
その翌日8月29日(日)の札幌のキーンランドC(G3・芝1200m)では、2番人気のファルブラブ産駒ワンカラットが、快勝しました。
これは、何を意味するのでしょうか。

芝1200mで勝って、芝2000mで負けたのだから、ファルブラヴ産駒は短距離適性じゃないか、なんて単純なものではありません。
ボクが愛用している「パーフェクト種牡馬辞典」には『現状は芝1200、芝1400、芝1800が稼ぎ場所』と書いてあります。
ここが重要なんです。
よく種牡馬辞典では、400mごとに区切って集計していますよね。
その方法で、ファルブラブ産駒の距離別成績を表示してみます。
現在ファルブラブ産駒の芝成績は合計58勝です。

~芝1200 22勝
~芝1600 16勝
~芝2000 17勝
芝2100~  3勝

このようにしてみますと、短距離から中距離まで偏りなく勝っています。
これを、さらに詳細に距離別に集計しなおすとこうなります。

芝1000  2勝
芝1200 20勝
芝1400 10勝
芝1500  1勝
芝1600  5勝
芝1800 15勝
芝2000  2勝
芝2200  1勝
芝2600  2勝

こうしてみると、いかに芝1800が得意で、芝2000を苦手にしているかがよくわかります。
芝1800に勝って、次走芝2000なんていうのは、危険な人気馬のパターンです。

ちなみに勝率です。
芝1200 11.0%  出走数182 勝数20
芝1800 13.8%  出走数109 勝数15
芝2000  3.1%  出走数 65 勝数 2

芝2000は買っちゃだめです。

それから、ファルブラブ産駒の人気での信頼性ですが、
芝の人気別勝利数です。
1番人気 19勝
2番人気 15勝
3番人気  6勝
4番人気以降 18勝

これだけみるとあまりピンときませんが、勝率にすると傾向がでます。

1番人気 27.5%  出走数69 勝数19
2番人気 25.0%  出走数60 勝数15

1番人気の信頼性がやや低く、2番人気とあまり変わりがありません。
狙うなら2番人気からの方が、妙味があります。
馬券作戦の参考程度ですけどね。



今日の結論:芝2000は買うな。



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アグネスタキオン 新馬戦の傾向と対策 [考察]

先日の小倉新馬戦でジンクアッシュ(アグネスタキオン)が勝ちました。
その時のボクの予想コメントには「この父、芝の新馬戦の人気馬には逆らえない。」と書きました。
【関連記事:8月21日 注目馬 2010.08.21】
勝ったジンクアッシュは1番人気でした。

アグネスタキオンの、芝の新馬戦での勝利と人気の関係を調べてみました。

1番人気    42勝
2番人気    14勝
3番人気     9勝
4番人気     8勝
5番人気以降  0勝

1番人気に勝数が偏ってますね。
では、1番人気の出走数はどうか調べてみました。
芝の新馬戦1番人気の出走数は、101回
勝率としては41.6%となります。
1番人気の勝率は一般的に30%程と言われていますので、かなりの高率です。

ただし、上の表には書きませんでしたが、1番人気の2着の回数が15回というデータもあり、あまり高率とは言えず、1番人気を1着固定で買うのがいいかもしれませんねえ。

そして、もう一つの特記事項は、5番人気以降が0勝ということです。
アグネスタキオン産駒の新馬戦は、そもそも人気馬ばかりで、人気薄は出走していないのでしょうか。
調べてみました。
芝の新馬戦5番人気以降の出走数は108回です。
なんと、108回出走して、0勝です。
これは、穴党と言えども、買ってはいけませんね。

冒頭で「人気馬に逆らえない」と書きましたが、人気馬を買うのも良いのですが、人気薄をきっぱり捨てる戦術も有効なようです。



今日の結論:アグネスタキオンの芝の新馬戦は、5番人気以降を、絶対買っちゃだめ。



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ストラヴィンスキーは、なぜか外枠 [考察]

先日の新潟新馬戦でニシノクエーサー(ストラヴィンスキー)が勝ちました。
その時のボクの予想コメントには「この父、外枠得意。」と書きました。
【関連記事:8月15日 注目馬 2010.08.15】
ニシノ01.jpgニシノ02.jpg

では、どのくらいストラヴィンスキー産駒が外枠が得意なのか、調べてみました。
産駒の芝での成績は、通算20勝となっています。
その20勝の枠順の内訳です。

内訳
1枠 2勝
2枠 1勝
3枠 2勝
4枠 2勝
5枠 1勝
6枠 2勝
7枠 6勝
8枠 4勝

なんと、芝20勝中10勝を7・8枠で稼いでいます。
ストラヴィンスキーは父ヌレイエフ(ノーザンダンサー系)です。
もしフォーティナイナー系であれば、気性難のため、マイペースで走れる外枠得意はわかるのですが、ノーザンダンサー系って、気性難という印象がなく、なぜ外枠が得意なのかわかりません。

ひょっとして、7枠8枠の出走数が多いから、それに比例して勝利数が多くなっているのかな、と思い出走数も調べてみました。
ストラヴィンスキー産駒の芝の全成績です。
出走数 250
勝利数  20
勝率 8.0%
です。

では、7+8枠はどうでしょう。
出走数 76
勝利数 10
勝率 13.2%
かなりの高率です。

参考までに、1+2枠です。
出走数 68
勝利数  3
勝率  4.4%
奮いません。



今日の結論:ストラヴィンスキーは、なぜか外枠。



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フサイチペガサスはダート1番人気しか買わない [考察]

昨日の小倉メインの宮崎S(1600万条件)ダ1700mを制したのは、フサイチペガサス産駒のインバルコでした。
このフサイチペガサス産駒ですが、調べれば調べるほど、ダート1番人気でしか買えないことがわかります。
フサイチペガサス産駒の勝ったレースについて、調査してみました。

フサイチペガサス産駒のダートの勝利は、昨日の宮崎Sを含めて74勝です。

内訳
1番人気 44勝
2番人気  8勝
3番人気  7勝
4番人気以降 15勝

ダート勝利数の6割を1番人気で占めています。
ちなみにフサイチペガサス産駒のダート1番人気の出走頭数は89頭です。
ということは、1番人気の勝率は約5割となります。
通常、1番人気の勝率は3割と言われていますので、かなりの高率ですね。
続いて、74勝の条件別一覧です。

新馬戦   4勝
未勝利  19勝
500万  20勝
1000万 15勝
1600万 12勝
オープン  3勝
G3     1勝
G2     0勝
G1     0勝

オープン以上になると、がたっと数字が落ちます。

今日の結論:フサイチペガサスは条件戦のダート1番人気しか買っちゃだめ。



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アドマイヤベガ産駒考 [考察]

昨日の小倉記念は、アドマイヤベガ産駒のニホンピロレガーロが、バトルバニヤンとの接戦を制しました。
勝ったニホンピロレガーロは、前走新潟大賞典を3着していたにもかかわらず、9番人気の低評価でした。
ここで、アドマイヤベガ産駒を検証したいと思います。
とはいえ、アドマイヤベガ産駒は4世代しかいません。
今年、5歳が最後の世代です。
いまさら、考察したって、使いどころがないよって、ツッコミがあると思いますが、検証します。

重賞に限って言えば、アドマイヤベガ産駒は、前走重視です。
アドマイヤベガ産駒は、昨日の小倉記念を含めて、重賞24勝しています。
その24勝したときの前走成績は次のとおりです。

1着 11頭
2着  2頭
3着  3頭
4着以降 8頭

このように、前走成績の良いものが(特に1着)、勝利しています。
では、当日のレースの人気はどうなのでしょう。
重賞24勝した馬たちの、当重賞の人気(前走人気ではないです)を調べてみました。

1番人気  3頭
2番人気  5頭
3番人気  2頭
4番人気以降 14頭

どちらかというと、人気薄が重賞を勝利しています。

今日の結論:重賞出走のアドマイヤベガ産駒は、前走重視で人気薄でも押さえる。



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